仕事の悩み

【早見表】何時間で残業代10万円になる?業界別の平均額や損しない方法を紹介

この記事で解決できるお悩み
  • 残業代10万円を稼ぐのに何時間残業すればいい?
  • みんなの残業代・残業時間を知りたい
  • 残業代を稼ぐには損する月があるの?
はるさめ
はるさめ
元ブラック広告営業のはるさめです。
平均残業時間80時間を超えていた環境から
残業15時間の会社に転職した経験から
この記事を書いています。

基本月給別の残業代の早見表を基に、何時間残業すれば10万円の残業代になるのかをまとめています。

気になるみんなの残業代・残業時間についても、紹介しているので、自分の残業事情と比較してみましょう。

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残業代10万円を稼ぐのに何時間残業すればいい?

残業するのは疲れるけど、残業代が稼げるのはうれしいですよね。

毎月残業代10万円もらえたら、どれだけ生活が楽になるか…

なんて考えたことは、一度や二度ではないはずです。

あなたの基本月給では何時間残業すれば10万円をもらえるのか早見表でみていきましょう。

基本月給の考え方

っと、その前に!

自分の基本月給を知らない方は、まず基本月給がいくらかを調べてみましょう。

基本月給を知っている方は、スキップ!→早見表へ

 

基本月給は、給与から下記のような各種手当を引いた金額のことを指します。

残業手当・家族手当・通勤手当・単身赴任手当・子女教育手当・住宅手当・傷病手当・結婚手当・賞与など

※家族の人数・距離・運賃などそれぞれの条件に関わらず、一律金額が支払われる場合は、基本月給に含まれます。

あまり神経質にならず、ざっくりでもいいので基本月給を把握できれば大丈夫です。

残業代の早見表

あくまでも目安ですが、残業代の早見表です。

残業時間 残業代
基本月給 200,000円 250,000円 300,000円 350,000円 400,000円
10時間 15,000円 19,000円 23,000円 27,000円 31,000円
15時間 23,000円 29,000円 35,000円 41,000円 46,000円
20時間 31,000円 39,000円 46,000円 54,000円 62,000円
25時間 39,000円 48,000円 58,000円 68,000円 78,000円
30時間 46,000円 58,000円 70,000円 82,000円 93,000円
35時間 54,000円 68,000円 82,000円 95,000円 109,000円
40時間 62,000円 78,000円 93,000円 109,000円 125,000円
45時間 70,000円 87,000円 105,000円 123,000円 140,000円
50時間 78,000円 97,000円 117,000円 136,000円 156,000円
55時間 85,000円 107,000円 128,000円 150,000円 171,000円
60時間 93,000円 117,000円 140,000円 164,000円 187,000円
65時間 101,000円 126,000円 152,000円 177,000円 203,000円
70時間 109,000円 136,000円 164,000円 191,000円 218,000円
75時間 117,000円 146,000円 175,000円 205,000円 234,000円
80時間 125,000円 156,000円 187,000円 218,000円 250,000円

※残業代の計算式:「基本月給」÷「月平均出勤日数(20日)」÷「1日の所定内労働時間(8時間)」×「残業代割増率(25%)」×「月の残業時間」

【基本月給別】何時間残業すれば10万円?

残業代10万円を稼ぐには、下記のような残業時間がおおよそ必要です。

基本月給20万円:65時間以上

基本月給25万円:55時間以上

基本月給30万円:45時間以上

基本月給35万円:40時間以上

基本月給40万円:35時間以上

20~25万円の基本月給では、10万円の残業代を稼ぐにはかなり残業しなければならないことがわかります。。

みんなの残業代・残業時間を知りたい

みんなの残業代と残業時間は、誰しもが気になるところです。

残業時間がゼロの人もいれば、何十時間も残業して多くの残業代をもらっている人もいます。

中には、いくら残業しても残業代が出ない人だっています。

大体いくらぐらいの残業代をもらっているのでしょうか。

業界別の残業代・残業時間・給与

業界 所定内給与 所定外給与 所定外労働時間
鉱業/採石業等 309,731円 28,248円 12.6時間
建設業 330,979円 27,149円 15.1時間
製造業 303,788円 32,212円 14.8時間
電気・ガス業 410,146円 55,929円 14.9時間
情報通信業 362,720円 33,092円 16.1時間
運輸業/郵便業 280,603円 45,231円 23.8時間
卸売業/小売業 321,707円 16,815円 10.4時間
金融業/保険業 361,261円 24,891円 11.8時間
不動産・物品賃貸業 329,484円 21,904円 13.9時間
学術研究等 371,829円 27,521円 15.4時間
飲食サービス業等 236,468円 10,112円 8.0時間
生活関連サービス等 268,923円 9,201円 6.9時間
教育/学習支援業 382,903円 9,291円 13.7時間
医療/福祉 303,787円 19,475円 6.0時間
複合サービス事業 306,040円 22,434円 7.9時間
その他のサービス業 256,061円 23,490円 12.9時間

(出典元:厚生労働省 毎月勤労統計調査 2021年4月23日公開)

所定外給与(残業代)が一番高いのは、電気・ガス業の55,929円ですが、基本月給が高く、残業時間たったの15時間です。

より残業時間の長い運輸業/郵便業は、23時間残業しても、インフラに及ばない45,231円です。

基本月給の差が大きく残業代に影響していることがわかります。

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残業代を稼ぐには損する月がある

実は、長時間残業で残業代をたくさん稼いだら、損する月があります。

残業代を稼ぎすぎると損する月は、4・5・6月です。

4~6月に残業代を多く支給されると、その年の9月から翌年8月までの健康保険料と厚生年金の税金が多く引かれるからです。

4~6月にたっぷり残業代をもらって、7~3月はほとんど残業代がないときは、税金負担が大きくなっています。

ここで間違えてはいけないのは、4・5・6月というのは、残業代の支給月のことです。

残業した月ではありません。

ほとんどの場合、3・4・5月に残業した分が、4・5・6月に支給されます。

つまり、3・4・5月の残業時間が多いと損することになます。

逆を返せば得することもある!

逆を返せば、4~6月を残業代ゼロに抑えて、それ以外の月で残業代を多く稼げば、得することになります。

健康保険料と厚生年金の負担が最小限になるからです。

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残業代に頼った生活は危険

残業代はプチボーナス感覚で、非常にうれしいものですが、残業代に頼る生活は危険です。

あくまでも、残業代は毎月必ず支給されるものではなく、不安定な収入だからです。

残業代ありきで、家計をやりくりしていると、残業がなくなったときに、生活が立ち行かなくなります。

給料28万円で、その内5万円が残業代だとすると、残業ができなくなった場合、給料は23万円にまで減ってしまいます。

毎月5万円のマイナスで、家賃…ローン…奨学金…スマホ代…など払えず、いままでの生活が崩れる危険があります。

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残業時間は年々減っている

(出典元:働きがい研究所「日本の残業時間 定点観測」

このグラフのように、残業時間は年々減少しています。

そして、今後も残業時間が減り続けることが予想されています、

だからこそ、残業代に頼らずに生活できる基盤を、早めに整えておくことが重要です。

残業なしでも、生活レベルを落とさず維持する方法を記事にまとめているので、参考にしてください。

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まとめ:【早見表】何時間で残業代10万円になる?

残業代10万円を稼ぐには、下記のような残業時間がおおよそ必要です。

基本月給20万円:65時間以上

基本月給25万円:55時間以上

基本月給30万円:45時間以上

基本月給35万円:40時間以上

基本月給40万円:35時間以上

10万円に届かなくても、残業代が支給されるのはうれしいものです。

ただし、残業代ありきで生計を立てるのは、すぐに辞めましょう。

将来にわたって、いまと同じ残業代を受け取れるかは保証されていません。

年々残業時間が減り続けている現状をみると、減る可能性が非常に高いです。

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